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【美容師になった理由】

2017/11/05
コラム



たまに質問を受けることについて・・

「山田さんってなんで美容師になったの?」


僕が美容師になろうと思ったのは高校2年生くらいのときです。
なりたいと思ったきっかけは2つあります。

1つは、僕の髪がくせ毛でコンプレックスでした。

でも、その時に始めていった美容師さんが、
期待以上に格好よくしてくれたことを覚えています。

その時の僕は、嬉しくて嬉しくて、自分にも自信を持てるようになりました。

『いつか、自分も人に感動を与えるこんな素敵な仕事をしたい』と思ったことを覚えています。


2つ目は、高校生の時に、休み時間や放課後とか、
学校で友達の髪を切ってあげたことがあったんです。

素人だったのですが、もともと手先が器用だったのか
けっこう上手く切れて、喜んでもらえて、それがすごく楽しかったからです。

今から思えば、手先が器用ということだけではなく
切る前に、どういう風に切ってほしいか、をヒアリングしていたり

切りながらも、会話を楽しんだり、
切ったあとのイメージを膨らませて、本人の思い通りに
仕上げたこと、そして期待以上の結果も出したことが
喜んでもらえたことにつながったのだと思います。


この気持ちが芽生えてから、もう15年くらい経ちます。
美容師学校や、初入店した美容室での修行の数々も
辛いことも何度もありました。

でも、こうやって毎日髪を切り続けていても
髪を切ることは全然飽きないし、むしろ
毎日楽しく、15年前からずっと思っている
人に感動を与えたい、という気持ちは今でも
変わってないなと思いました。


僕が憧れた美容師さんのお陰で今がある。
そんな存在に僕自身がなれたらいいな、と思います。

とは言っても、僕の時代と変わって、美容室も増えました。
美容師に求められる技術や流行のスピードも速く
新人の美容師の卵たちは、ついていくのも大変かと思います。

そんなときは、思い出してほしいと思います。
自分の中にある変わっていないものを。

美容師になろう!と思ったときの
あの熱い想いを常に持ちながらぜひ頑張ってほしい。

どこかで、一緒なお店になってチームに
なれるといいですね。